複視とは
複視とは、ものが2つに見える状態です。単眼複視と両眼複視があり、とくに重要なのは両眼性複視です。
両目は協調して動きますが、眼筋まひが生じると、ある方向で片方の目が正常に動くのに、もう片方の目がそれについていけずに両目でばらばらの像が網膜に結ばれ、2つに見えます。
複視の症状
単眼性複視の場合、視力の衰えが主に関わってくるという事もあり、老化現象の一つとして仕方の無い部分もあります。白内障が原因であるという場合には、迅速な処置が必要となりますが、視力の異常によるものであれば、眼鏡やコンタクトレンズで矯正が可能です。
しかし、両眼性複視の場合には、脳の病気が関係している事もあるのので、特に注意しなければなりません。
単眼性複視
片目で確認した時にものが二重に見えたりする症状です。
この場合は、近視・遠視・乱視などの屈折異常によるもの、または、水晶体に異常がある場合に起こります。
単眼性複視
両眼性の場合は、片目ずつで見たときには、複視の症状が現れませんが、両目で見るときに焦点が合わずに、ものが二重に見えたりします。
複視の原因
このような状態となる原因は主に老化、糖尿病、甲状腺に関連した病気、脳に関連した病気などの可能性があります。
脳に関連する病気とは例えば、脳梗塞、脳腫瘍などの危険性もありますので、二重に物が見えるようになった場合は早急にご相談ください。